代表挨拶  〜アクアリズムの仲間になりませんか〜

アクアリズム理事長 岩崎貞二

アクアリズムは知的な障がいを持つ子供たち・若者たちに水泳を教え、一緒にランニングし、音楽を演奏しています。ゆっくりですが確実に進歩してきました。フォームは必ずしもきれいではありませんが、何年もかかってクロールで25メートル泳げるようになった子供がいます。4種目全部マスターできた子供もいます。ランニングの距離もみんな少しずつ延びてきました。東京マラソンを完走する仲間もいます。100m走って歩いての繰り返しだった小学生が1周1.5キロのホームグラウンドの林試の森公園のコースを3周してくるようになりました。ドレミのシールを貼ったキーボードの練習も進んできました。

知的な障がいを持つ子供たち・若者たちは自分を表現することが苦手ですが、泳ぎをマスターした時、マラソン大会でゴールした時、演奏がうまくいった時、実にいい表情をします。

アクアリズムは知的障がいを持つ子供たち・若者たちが、水泳、ランニング、そして音楽ができる喜びを伝えようと頑張っています。

そうすることによって彼らや彼女らが身体的にも精神的にも健康になり、生涯にわたって水泳、ランニング、音楽を楽しんでもらえばいいなと思っています。

また、彼らや彼女らに学ぶことも本当に多いです。もちろん意思があり、感情があり、好き嫌いがあり、表現が苦手なだけに人のことをよく見ています。純粋で素直です。変な損得勘定をしません。競争とも基本的に無縁です。一緒に接していると自分が恥ずかしくなったり、癒されたりします。

ボランティア同士、保護者の方との交流もできるだけ機会を設けるようにしています。自分は長い間職場での付き合いがほとんどで生きてきましたが、ボランティアは性別、年齢、学生も含めて職業、多種多様で新しい人のつながりができました。保護者の方達との飲み会もいいですよ!元気で、逞しくて、深み、味わいがある皆さんです。

是非、アクアリズムの仲間になってください。